2023.01.25

神社結婚式の流れとポイントとは?準備や挙式前後のスケジュールも紹介します


神社結婚式に憧れているものの、「当日までの準備」や「当日の進行」についてよくわからず、不安に思っている方も多いかもしれません。

そこで今回は神社結婚式の「準備」「当日の儀式の進行」について紹介します。

神社婚・神前式の基礎知識やよくある疑問についても解説します。

そもそも神社結婚式(神前式)とはどんな結婚式なの?

準備や当日の流れを解説する前に、神社での結婚式(神前式)の特徴について紹介します。

神前式は神道のしきたりに則って行う結婚式

神前式とは、神道のしきたりに則って行われる結婚式です。神社のほか、結婚式場の神殿で行われます。

神前式では神様に結婚を報告し、家と家を結ぶための儀式が行われます。儀式の詳細についてはのちほど紹介します。

神社結婚式には友人を招待してもOK?


神社での神前式は家と家を結ぶ儀式とされているため、従来は「原則として親族のみが出席するもの」と考えられてきました。

ただ現在では友人が参列できる神社も多いです。

しかし神社によっては挙式会場となる本殿・拝殿・儀式殿の収容人数の関係により、参列者数が制限されることも。

そのためゲストを呼びたい場合には、挙式会場となる神社に「友人の列席が可能か」と「挙式会場の収容人数」を聞いておきましょう。

神道を信仰していなくても挙式できる?

新郎新婦が神道を信仰していなくても、神社結婚式はできます。

ただし新郎新婦の親族の中に、神社結婚式に抵抗を感じる方や「神社での結婚式には参列できない」という方がいるかもしれません。

神社で結婚式を挙げることについて、一度それぞれのご家庭で確認しておくと安心です。

神社結婚式の準備の流れ


神社結婚式の準備は、西洋式のウェデイングの準備とそれほど変わりません。大まかな準備の流れは以下のようになります。

  1. 1.情報収集
  2. 2.見学予約
  3. 3.見学・相談・見積もり
  4. 4.打ち合わせ

順番に紹介しますね。

情報収集

まずはインターネットや雑誌で情報収集をしましょう。結婚式を挙げたいエリアに、挙式できる神社があるか調べるためです。

比較検討すべきポイントは以下のとおりです。

  • ✅アクセス
  • ✅神社の雰囲気
  • ✅挙式・披露宴会場の収容人数
  • ✅料理(披露宴・食事会を行う場合)
  • ✅プランや費用目安

神社によっておまつりされている神様が違いますので、祭神を調べる方もいます。

会場見学の予約をする

条件を満たす神社が見つかったら、見学予約をしましょう。

見学してみないと、実際の雰囲気などが掴めないからです。

見学予約の方法は「神社に直接連絡する」「結婚式場のポータルサイトから予約する」などがあります。

ウェディングフェアを開催している神社もあります。

会場見学・見積もり・契約

会場見学時に希望の挙式プランを相談し、見積もりをつくってもらいます。

挙式に関する疑問点はこの時点でできるだけ解決しておきましょう。

例えば以下のような点を聞いておくと安心です。

  • ✅行われる儀式の内容
  • ✅費用
  • ✅会場の設備(年配や赤ちゃん連れのゲストでも利用しやすいか)
  • ✅送迎や駐車場の有無
  • ✅雨天時の対応
  • ✅当日のスケジュールに余裕があるか
  • ✅境内では自由に写真撮影できるか(プロカメラマンのみ撮影OKの神社も多い)
  • ✅料理はアレルギー対応可能か
  • ✅友人の参列が可能か

希望に合う神社が見つかったら、申込金(手付金)を支払って日時を押さえ、契約します。

打ち合わせ・プランニング

結婚式の3~6ヶ月前から打ち合わせがスタートします。

儀式の内容・ヘアメイク・衣裳・披露宴の料理などについて、プランナーと相談しながら決めていきましょう。

神社結婚式当日の流れ


神社結婚式当日の流れを紹介します。

挙式前

当日の挙式前の流れは以下のとおりです。

  1. 1.神社内または提携先ホテル・美容院にて着付け・ヘアメイク
  2. 2.神社内控室にて新郎新婦・親族による両家顔合わせ(家族の紹介)
  3. 3.親族以外の列席者が境内・控室に到着する

挙式時間になったら神職を先頭に、挙式会場まで全員で移動します。

挙式の流れ

では気になる結婚式の流れについて紹介します。神社にもよりますが、入場(参進の儀)から退場までは、およそ30分です。

儀式名 内容
参進(さんしん)の儀 雅楽が演奏される中、新郎新婦や参列者が挙式会場(拝殿・本殿・儀式殿)まで歩く
修祓(しゅばつ)の儀 斎主(神職)によるお祓いを受ける
祝詞奏上(のりとそうじょう) 斎主が神様に新郎新婦の結婚を報告し、幸せが続くよう祈る
三献(さんこん)の儀 いわゆる「三々九度」。新郎新婦が御神酒を飲み交わす
誓詞奏上(せいしそうじょう) 新郎新婦が近いの言葉を述べる
玉串奉奠(たまぐしほうてん) 新郎新婦、仲人夫婦、両家代表が順に神前に玉串を捧げる
親族杯(しんぞくはい)の儀 両家の親族が御神酒をいただく
斎主(さいしゅ)あいさつ 神職が結婚式の終了を報告する
退場 順に退場する

儀式がたくさんあり大変そうに思いますが、近くで巫女や介添えがサポートしてくれるので詳細は覚えなくても大丈夫です。

また上記のほかオプションとして追加できる儀式や演出もあります。

  • ✅巫女舞:雅楽に合わせて巫女が舞を奉納する
  • ✅指輪交換:新郎新婦が指輪を交換する
  • ✅水合わせの儀:新郎新婦の実家の水を杯の上で合わせる

「神社で西洋風の指輪交換?」と思うかもしれませんが、神社の厳かな雰囲気の中で行う指輪交換は、西洋式とはまた違った良さがあります。

指輪交換シーンのお写真も素敵なので、カメラマンとしてはぜひおすすめしたい演出のひとつです。

神社によっては基本の儀式・演出に指輪交換が含まれているケースもありますので、打ち合わせの際に確認してください。

挙式後

挙式後は順に退場し、写真撮影などを行ったあとに食事会・披露宴会場へと移動します。

近隣のホテルやレストランで開催するのであれば徒歩で移動できるので便利です。

「少し距離がある」「年配のゲストがいる」などの場合は、当日までにタクシーや送迎を手配しておきましょう。

まとめ

神社結婚式の当日にはさまざまな儀式が行われますが、神職・巫女・介添えがサポートしてくれるので、新郎新婦は大まかに流れを理解していればOKです。

ただ儀式・所作の意味を理解していると、より神社結婚式の厳かさが感じられ、式に臨む心構えも変わってくるでしょう。

なお当日までの準備は、西洋式の結婚式とほとんど変わりません。

ただ神社婚では「境内で自由に撮影できない」「友人が参列できない」といったケースがありますので、打ち合わせ時に確認しておく必要があります。

また「なかなか希望に合う神社が見つからない」とお悩みの場合は、ウェディングプランナーに相談するのもおすすめです。

当社ワンエイトプランニングでも神社結婚式の相談を承っております。

新郎新婦様の希望に応じた無駄のないプランをご提案可能ですので、「神社結婚式がやりたいけれど、準備が不安」という方はぜひご相談ください。

▶ワンエイトプランニングに神社挙式の相談をする

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〈筆者のプロフィール〉

ワンエイトプランニング
代表:Masa(マサ)

【経歴】
高校卒業後アメリカへ語学留学(今も日常英会話程度はOK!)
帰国後神戸でホテルマンとして勤務
映画会社などの経験を得て
ブライダル写真会社へ就職
マネージャー就任
フォトグラファーとして撮影を始める
2013年フリーランスとして独立開業
フォトグラファー兼ウェディングプランナーとしてこれまで500組以上の結婚式撮影と200組以上のプロデュースを担当
Masa(マサ)の詳しいプロフィールはこちら>

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